転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「翻訳家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし翻訳家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での翻訳家の需要について

求人ボックスによると、2024年7月時点で掲載されている正社員の翻訳家の求人数は616件。
中でも、未経験の求人は268件と43.5%ほどで、求人数は限られているものの、未経験からでもチャレンジしやすい職種となっています。
翻訳家の仕事内容について

ある言語で書かれた文章を別の言語へ訳す仕事のこと。
具体的には、以下のようなものを取り扱います。
- 小説や漫画といった物語作品
- 映画やドラマといったドキュメンタリー作品
- ビジネス文書や学術論文
基本的には文章が使われている分野なら、どの分野でも活躍できます。
ただ言葉を訳せるだけでは、話し言葉特有の間の取り方やバランスが保てません。
そこで翻訳家は、高い語学力だけでなく、翻訳前と翻訳後両方の国の文化についても深く理解する必要があります。
翻訳家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選

では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、翻訳家の事例を3つほど紹介します。
1.英語ネイティブ × 日本在住歴20年以上 × 翻訳家の事例

英語ネイティブ × 日本在住歴20年以上 × 翻訳家「中道キャサリン」様のポートフォリオです。
オーストラリアのモナシュ大学で、ドイツ語・言語学・心理学を専攻し、卒業後、新しい言語を学ぶために来日。
以降、20年以上に渡って日本で暮らし続け、日英の翻訳業務を中心に担当されているとのこと。
ご自身が英語ネイティブでありつつも、20年以上日本でも暮らしてきた経験があることから、文化独自のニュアンスにも気を使って、流暢な英語の文書に仕上げて頂けるとのことなので、気になった方はぜひ一度相談してみましょう。
2.演出家 × 翻訳家の事例

演出家 × 翻訳家「家田 淳」様のポートフォリオです。
13歳から18歳まで過ごしたアメリカで声楽を始め舞台経験を積む他、大学在学中にイギリスのエディンバラ大学へ留学。
舞台の世界へは、国際会議運営会社、外資系PR会社などに勤務ののち、本格的に参入。以降は、多数の主要オペラ公演の演出助手を数多く務め、活躍されているとのこと。
翻訳としては、オペラ・ミュージカル・演劇の台本の翻訳・訳詞・字幕・稽古場通訳など、舞台にまつわる翻訳・通訳を手掛けているとのことなので、マルチに活動されている経験がある方は、ぜひまとめ方含めて参考にしましょう。
3.字幕 × 翻訳家の事例
劇場公開映画や連続ドラマなどを中心に、英語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語の4ヶ国語を駆使して字幕翻訳を担当されているとのこと。
その道で19年ほど活動しており、言語ごとに作品の実績をまとめてあってまとめ方の参考にもなるので、作品の魅せ方含め、実績の出し方の参考にしてみましょう。
おわりに

今回は「翻訳家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
翻訳家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。