転職ポートフォリオを作って、転職活動を始めてみたは良いものの、資料を送って数分でお祈りメールを連発されてしまったなんて方も多いはず。
とはいえ、提出書類のどこをブラッシュアップすれば良いのか。また、どのような構成なら書類選考を通過できるのかと悩まれてしまうこともあるでしょう。
そこで、今回は「書類選考を突破できる転職ポートフォリオの構成」について紹介します。
転職ポートフォリオを見直したいけど、どういう構成で作り直せば良いか分からず悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職ポートフォリオ作成で構成が重要視される理由
パッと見て分かる構成に仕上げられるということは、求職者自身のコミュニケーション能力が高い証明にもなるからです。
というのも、転職ポートフォリオは、自らの能力を証明するアイテムであり、評価する立場の人間が見て分かるものでないと効力を発揮しません。
カッコいいアニメーションを取り入れて仕上げたり、流行の技術を使ってまとめる、アピールだけをひたすら書くみたいなのだと、転職ポートフォリオを見た採用担当者に意図が伝わらない可能性があります。
何より、ポートフォリオはあくまで資料です。面接時ならいざ知らず、書類選考の過程だと直接のアピールや内容を解説する場面はありません。
なので、転職ポートフォリオは見る側が理解できる構成で作る必要があるというわけです。
採用担当者の心を射止める！転職ポートフォリオにおける構成の最適解
では実際どういう構成なら、採用担当者の目に留まるのでしょうか。
転職ポートフォリオを作る場合は、使う場面を見てアピールしたい材料に絞ってまとめる必要があります。
理想的な転職ポートフォリオの全体構成
理想的な構成は、以下の通り。
- 目次
- 専門領域・得意な領域について
- 実績について（関わった媒体・形式・役割・対応期間・業務上の成果・事例）
モノによっては、自己紹介や自己PRを入れることも推奨されるケースがあり「え…これだけで良いの？」と思った方も多いでしょう。
でも正直これだけの情報で十分です。理由として提出する書類には、それぞれ役割があるからです。
例えば、履歴書なら「人物像に対する略歴」職務経歴書なら「業務経験や体得したスキルなど技能に関する略歴」ポートフォリオなら「作風や実務能力の証明」志望動機書なら「転職を決めようと思った動機・キッカケ・転職活動にかける思い」など。
書類から読み取れる情報は、それぞれ大きく異なります。
なので、わざわざ全ての情報を網羅する必要はありません。情報は実績に紐づく部分に絞ってまとめましょう。
転職ポートフォリオのページ数の目安
PowerPointやGoogleスライドのような資料作成系ツールでまとめると仮定すると、10〜20ページ程度に収められるとベストです。
理由として、あまりページ数が長すぎても、採用担当者が選考で能力を判断する際に全ては見切れないからです。
むしろ、ページ数が多すぎると、要約力がないことで、コミュニケーション能力を低く見積もられてしまう恐れがあります。
なので、転職ポートフォリオを作る際は、内容が間延びしすぎないよう端的にまとめましょう。
転職ポートフォリオへ掲載すべき事例・実績
掲載する事例や実績は、転職したい会社が求める能力や作風に近づけた作品を目立つ位置、紙の資料ならページの前半、WEBの資料なら更新日が直近と分かる1ページ目にまとめるようにしましょう。
理由として、採用担当者はいちいちポートフォリオを頭から全て目を通すことはないからです。
とくに作風が受け付けなければ、表紙を一瞬見ただけで中身も見ずにお祈り…なんてことも少なくありません。
なので、転職ポートフォリオへ事例や実績をまとめるならば「私はこれだけできるんだぞ！」と、実績を並べるだけで終わりなんてことにはならないよう注意しましょう。
もしも転職ポートフォリオの構成で悩んでしまったら
理想的な転職ポートフォリオの構成は分かったけど、具体的にどうまとめれば良いかと悩んでしまうことも多いはず。
その場合は、対象業界のライバルの転職ポートフォリオを参考にするのがオススメです。
媒体別の具体的なポートフォリオの事例については、下記の記事でも紹介しています。気になった方はぜひチェックしてみてください。
おわりに
今回は「書類選考を突破できる転職ポートフォリオの構成」について解説しました。
転職ポートフォリオのまとめ方が分からず、手がつかないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
