転職活動に備えて、いざ転職ポートフォリオを作ろうにも周りに相談できる人がおらず困っているという方も多いはず。
かといって、他人のポートフォリオを見れる機会なんてほとんどなく、同業者の事例を参考にしようにも、そもそも探し方が分からないなんてこともあるでしょう。
そこで、今回は「映像作家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説します。
もし映像作家での転職を考えているけど、ポートフォリオの作り方に悩んでいるという方は、ぜひ参考にしてみてください。
転職市場での映像作家の需要について

求人ボックスによると、2025年5月時点で掲載されている正社員の作家の求人数は1,597件。
中でも、正社員の映像作家の求人数は197件と、作家の全体求人数から比較すると約12.3%ほど。
未経験の求人は59件と29.9%ほどで、求人数も豊富で未経験からでも始められるチャンスの多い職種となっています。
映像作家の仕事内容について

映像作品の企画から撮影・編集・演出まで、作品全体の制作責任を担う仕事のこと。
具体的には、テレビ番組・映画・MVなど。撮影はもちろん、どのように映像を構成すれば視聴者の心を動かすことができるのか。
アーティストやサービスの魅力を最大限押し出すために、どういう風に伝え方を工夫すれば良いのかなど。
撮影する映像の構成から世界観の魅せ方に至るまで一貫して携わる、ある意味プロデューサー的な役割も担う仕事です。
なので、撮りたい映像の世界観や伝えたいことを表現する力はもちろん、予算管理・スケジューリングなどビジネス的な感性も求められます。
映像作家へ転職するなら参考にしたいポートフォリオ制作事例3選

では実際これらの仕事に関わっている方は、どういうポートフォリオを使って仕事を探しているのでしょうか。
実際に、映像作家の事例を3つほど紹介します。
1.映画 × 映像作家の事例
映画 × 映像作家「歌川 達人」様のポートフォリオです。
大学卒業後、フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。
初監督ドキュメンタリー『カンボジアの染織物』がカンボジア・スペイン・ブラジルで上映され、ギリシャのBeyond The Borders International Documentary Festival 2018 コンペティション部門審査員特別賞を受賞。
2022年より一般社団法人Japanese Film Project 代表理事として、映画業界のインクルージョンに関する調査や事業も行い、研究領域でも活動しているとのこと。
現在は、映像作家としても働く傍ら、東京大学大学院学際情報学府博士としても活動中。
今なおマルチに動かれているとのことなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
2.グラフィックデザイナー × 映像作家の事例
グラフィックデザイナー × 映像作家「オオハタ エリ」様のポートフォリオです。
1989年、佐賀県生まれ。介護士・保育士と福祉の仕事をしながら独学で映像制作を学び、2020年にフリーランスの映像作家として独立。
現在は映像だけでなく、ロゴ・チラシ・WEBサイトのデザインなども手がけているとのこと。
昨今はWEBサイトのデザインの実績も多いみたいなので、WEBサイトと映像両方の要素を取り入れた活動をしていきたいという方は、ぜひ実績の作り方の参考にもしてみてください。
3.テレビ番組のディレクター出身 × 映像作家の事例
テレビ番組のディレクター出身 × 映像作家「森﨑 和宏」様のポートフォリオです。
2006年より映像制作会社にてテレビ番組のディレクターとしてキャリアをスタート。
2012年に独立後、フリーランスの映像作家として活動。
現在ではドキュメンタリータッチの映像を得意とし、企業のプロモーション映像・ミュージックビデオ・メイキング映像なども手掛けているとのこと。
最近だとショートドキュメンタリーやグランプリ作品も作られているようなので、気になった方はぜひ一度覗いてみてください。
おわりに

今回は「映像作家の転職の参考になるポートフォリオ制作事例3選」について解説しました。
映像作家として転職を考えているという方は、ぜひ参考にしてみてください。